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在りし日には大川と呼ばれた隅田川を越え、訪れましたよ!両国です。
山の手東にはときどき遊びにまいりますが、いわゆる川向こうは初めてでございました。
前々からとても楽しみにしていた今日という日です。
総武線車内から見下ろす風景はまあ当然ですが江戸は遠くなりにけり、なにを今更がっかりしているのかと自分で思いながら下車、駅前は当然ながら見慣れたチェーン店が並んでおりましたよ。
ということで、両国の江戸東京博物館、特別展示、手塚治虫展でございます!!!!
どんどんぱふぱふー
今日の日記は、手塚展と、相撲取りと、両国散歩の話です↓ スクエアはまだ読んでません!!!!!
さっそくは、まず有名らしいタイ焼き屋へ。その道すがらお相撲さんとすれ違いました。
ササキさん生力士初めて!!
今日の目的の一つをさっそく果たし、感動でした。髷結ってTシャツで、チャリンコこいでたよー!!すげーー
タイ焼きはうまかったです。色白で薄くてアンコもそんな甘くなく量もちょうどいい。気合の無駄に入ってないいいタイ焼きでした。東京はタイ焼き屋なんでこんなに多いのかね?コロッケとともに各店廻り、味比べするべき食べ物といつも思います。
ともかく、手塚展は平日だというのにけっこう人いました。あと三日で終わってしまうからかな?手塚展人気ありそうだし、そもそも東京いつどこ行っても混んでいますが……
生原稿、生セルガ、身に着けていたベレー帽とメガネ、小、中学生のころの直筆漫画、手塚家のビデオフィルム、落書き、アトム連載当時の駄菓子の付録シール、絶筆となったネオファウストの下書き原稿などのレアなものいろいろ拝めました。
もちろん全タイトルとはいきませんが、生原稿の展示はかなり充実しており、自分の好きな作品のものだと「おおおお~」と感動いたしましたよ。
どれも3枚程度揃えてくれているので、3ページ分マンガが読めるのですが、各作品のいいセリフ、いい場面をうまいこと持ってきてるなぁと感心するものもございました。学芸員すごいなぁ。
なかでもアトムとブラックジャックと火の鳥は主力を置いておりました。
彼らの語り、叫ぶセリフは治虫氏の思いの媒介ですが、ご存知の通り、手塚治虫氏のメッセージは命を大事に!ってことに尽きるのでございます。
私は治虫氏と「生命」を掛け算で語られるといつも目頭じーーんとしてくる癖があるので、ほとんど鼻をすすりながらの鑑賞でした。
普通の博物館展示と違ってすでに感動の記憶が己の内にある分、要所を切り取って示されるとやたらと胸に響いていけませんな。ドラマチックに見せてくれるものだからああああーと思いだしたりしてさらに感動。
展示室を出てもう終わりだと思ったらビデオが用意されていて、治虫氏の短いドキュメンタリーが流れていました。そこでまた涙チョチョ切れる。しかも上田早苗さんの声だった。NHK編集だし、絶対彼女だ。わーん。
自分にお土産を買って、常備展も見る予定でしたがそのまま博物館を出てしまい、国技館の横を通り、JP高架下を抜けて南側へ。お店がたくさんあるのです。いざ両国歩きです。
はーそれにしても両国という土地柄、ちゃんこ屋多かったです。さすが~~~!期待を裏切らないなー。
やっぱここらは蕎麦を食べなきゃねーと、予定していた老舗の蕎麦屋に行ったら閉まってました…。開くのを待って、もう一つの目的、相撲部屋巡りへ。
さらに二回、お相撲さんとすれ違いましたよ。やはり髷結ってTシャツ着て、自転車乗ってました。じーーっと凝視したかったですが、脇目でチラ見。わーーー力士だ力士だ。昔は渡世人だったのに、今は普通に住民票取ってんだろうなーーーーーとどうでもいいことに思いをはせる。
てくてく歩き渡ってわかったのは、自転車が表にたくさん並んでいたら相撲部屋と疑えってことです。自転車屋と契約してんのかな…と勘繰りたくなったのは春日野部屋です。同じ銀色のチャリンコがずらりと…。
たしかに、歩くの大変そうだものね。
井筒部屋、時津風部屋、ナントカ部屋カントカ部屋…携帯で地図を検索したのを頼りにいくつか表玄関だけ眺めてまいりました。井筒部屋の前にはBMWが止まっていた…。
時津風部屋は時津灘の部屋だ!と思って、とりわけうろうろ。
姉が相撲ファンで、彼女はこの東京の家にもビッグコミックの一丸の「おかみさん」を居間に置いてます。今はそうでもないのですが、中学のころなどは月刊誌『大相撲』(だったっけ?)を購読しており、本棚にずらーーーっと並ばせておりました。
時津灘のデコの狭さは、「おかみさん」の逆波関のモデルですよね?逆波いい男だから好きでした。それで時津灘も好きだった。私は相撲は半可知です。
稽古は朝だろうし、どの部屋もしーーーんとしていました。
両国という町、駅から離れるとちょくちょく見受けられるのが、江戸とは言わないですが昭和のお面影を残す店先でした。存外残っているものですよね。
こらへんは服飾の問屋さんが多いみたいで、段ボール山積みの一階がしばしば見受けられました。ボタン屋さんがあったり。これは、江戸のころ国技館周囲は武家屋敷だったみたいですがさらに周囲は町屋もあったみたいなので、その残りでございましょうか。
回向院は小さくなって幼稚園が最も土地を占めているようでした。旧吉良亭は小さすぎて衝撃なくらいでした。でも吉良亭でなにがあったかはよく知りません。世界史、地理選択なので…(そういう問題じゃない?)
私がきょろきょろと見て回った両国は、赴きもあり興味深く思われましたけど、生まれ育った地元の人たちには、全てがごくごく当たり前のものなのでしょうねー。
ふーーーん。すごいなー。
私にはそれがうらやましくあります。
で、蕎麦屋行ってきたんですが途中休憩がてら無駄にパン屋で間食をしたためお腹が減っておらず、いかもおいしそうな名物系のセットにはせず、胡麻蕎麦にいたしました。
初めて入る店だし、量はいらないんだからいっそザルにすえばよかったなー。味がよくわかるし。中瓶も頼んで、アルコール好きなくせにアルコール飲むとすぐに舌が馬鹿になる私は結局おいしいのかおいしくないのかよく分かりませんでした。
舌触り&歯ごたえはとてもよかった。もいっかいリベンジしたい。
お相撲さん用の足袋屋さん、お相撲さんサイズの服屋さん、そんなものもありましたがよくよくは見てきませんでしたが、帰宅した姉に「どんなんだった!?」と聞かれました。さすがーよく知ってらっしゃる。
お姉さんとふたりで、相撲稽古見学に行こう!と言っています。実現するかはわかりませんが。
姉は寺尾が大好きなので、その部屋に行きたいそうですが(井筒部屋は寺尾がいたから私も知っていたのだ)、緊張するから迷っているらしい…そんなに好きか、寺尾。